季節によってコンクリート打設工事の難易度が異なるのをご存じですか？
今回は、建設業者『株式会社協同特殊興業』が、求職中の方に向けて雑学をお届します！
冬場はコンクリート打設工事が難しい
気温が下がるこれからの時期は、日も短くなって洗濯物の乾きが悪くなってきますよね。
実は生コンも洗濯物と同様に、冬場は乾きにくくなってしまいます。
その理由は『水』が含まれているからです。
生コンはセメントと砂・砂利を混ぜますが、その際には水が必須となります。
周知のとおり、水は0℃以下になると凍結するという性質をもっていますよね。
生コンは凍結してしまうと二度と固まることがないため、連日外気温が5℃を下回るような時期にコンクリート打設を行なうのは至難の業なのです。
冬場に工事を行なう際のポイント
それでも寒い時期にコンクリート打設工事を行なわなければならない時はままあります。
そんな時は以下のようなポイントを押さえる必要があります。
・強度の高い生コン、または防凍材入りの生コンを使用する
・打設した箇所の外気温が5℃以下にならないように養生する
・暖かい時期になるまで工事を延期する
防凍材入りの生コンは仕上がりが黒っぽくなりやすいため、見た目が重視される箇所での使用は避けるべきですが、この時期に施工するということは、いずれにせよ他の季節とは異なる強度の仕上がりが求められます。
また、養生に関しては、打設箇所をブルーシートで囲って暖房機器を設置するなどの手間が増えます。
もし上記のような管理が難しい場合は、日中の気温が高くなる時期まで待って施工するという手もあります。
仮に夜間の気温が低くても、朝方に施工してしまえば気温が高い時間帯に水が抜けていくため問題ないからです。
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